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家族のやさしさをカタチに、フジ介護・自立支援ルーム「やさしい家族」
−富士重工業(株)バス・ハウス事業本部−

 フジ介護・自立支援ルーム「やさしい家族」は、「介護する人される人にとって、ともに心和むアメニティ」をコンセプトに開発されたもので、要介護者と家族、介護団体や治自体、医療機関等、介護に関わる人々の間を「やさしさ」というキーワードで繋ぎ合わせることを志向した介護ルームである。

フジ介護・自立支援ルーム内部
(ユニット組み合わせ例)

 高齢化社会の到来を迎え、介護の問題は身近な問題であるだろう。 「介護は自宅で」という、大多数の高齢者のニーズに対応し、フジ介護・自立支援ルーム「やさしい家族」は、母屋と連結した「母屋拡張型介護ルーム」であり次のような優れた特徴がある。

 ・基本ユニット(シャワー・トイレ+可動式浴槽一式付)が198万円と格安である。
 ・基礎工事(約4日)完成後、わずか1日で介護ルームを設置できる。
 ・買い取りだけでなく、レンタル制度もあり、(購入後、不要となれば、引き取りも検討中)様々な支払方法が選択できる。
 ・耐震設計の軽量鉄骨構造で、手すり等は天井、床、壁どこにでも取り付けられる等。

 バリアフリーで母屋と直結できるのは勿論、車椅子でも快適に移動できるトイレスペースや、介護方法に応じて浴槽を中央、左右に移動できる可動式浴槽が設置されている等、様々な配慮がなされている。
 また、介護を必要とせず、自分で車椅子を操作出来る人には、車椅子の座面と同じ高さの「すのこ」を洗い場に取り付けて、利用者は車椅子から直接洗い場に移動できる仕様も追加開発されている。
 この仕様のものは、全国脊椎損傷者連合会から推奨品として評価を受けた(平成12年8月)。

 富士重工の前身は中島飛行機という航空機会社であった。戦後航空機の胴体を作る技術を生かし昭和24年、中島飛行機の部品工場だった伊勢崎製作所で国産初のフレームレス・リアエンジン式の路線バスボディーを製造した。
 この箱作りの技術を生かし昭和46年に同製作所でコンテナハウスが生まれ、現在のハウス事業に続いている。
 平成12年1月には、介護保険法の施行に先行し介護ルームを発表した。名車として名高いスバル360も同じ伊勢崎製作所で誕生したことは、伊勢崎製作所(現バス・ハウス事業本部)の箱作りの歴史に彩りを添えている。
 「やさしい家族」は平成12年9月国際福祉機器展に出品され、NHKテレビでも紹介され、注目された。
 「やさしい家族」は、介護保険の補助対象になっていない。自治体も補助を出さない中で、太田市では、昨年9月介護ルームの購入・レンタル費用の6分の1、40万円を上限に補助することを決定した。

 
盛況だった国際福祉機器展での「やさしい家族」展示ブース


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