JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

アグリビジネス話題の製品

トレディプラスジャンボ 除草作業の省力化に貢献
― 日産化学工業 ―

トレディプラスジャンボ JA全農とアベンティス クロップサイエンス ジャパン(株)及び日産化学工業(株)は、極めて省力的な水稲用一発処理除草剤『トレディプラスジャンボ』(商品名)の農薬登録を9月13日付けで取得、年内に市場投入を果たす。「トレディ」シリーズの第2弾。
 『トレディプラスジャンボ』は、JA全農とアベンティス クロップサイエンス ジャパン(株)が共同開発したノビエ、カヤツリグサ類に卓越した効果を示し、残効性にも優れる「オキサジクロメホン」(試験名:MY−100)と、アベンティス クロップサイエンス ジャパン(株)が開発したアゼナ等の一年生広葉雑草及びホタルイに対して効果の高い「クロメプロップ」(同:MY−15)を、さらにJA全農と日産化学工業(株)が共同開発した「ピラゾスルフロンエチル」(同:NC−311)を合理的に配合した混合剤。
 本剤は、10アール当たりわずか300グラムと軽量で、水田内に入らず“畦から投げ込むだけ”の作業でよいことから、極めて省力的な水稲用除草剤に仕上がっている点が最大の魅力。

 『トレディプラスジャンボ』は、既に当農薬年度より上市され好評を博している『トレディ顆粒』に続き、「トレディ」シリーズ(MY−100、NC−311混合剤)の第2弾として市場投入されるもの。
 今後『トレディプラス顆粒』、『トレディプラス1キロ粒剤』、さらに、高葉令のノビエに卓効を示すクリンチャー(原体メーカー:ダウ、有効成分:シハロホップブチル)を配合した『トレディワイド1キロ粒剤』を平成13年度に上市予定しており、「多様化する水稲農家の除草スタイルのニーズに対応」していく。
 なお、『トレディプラスジャンボ』の販売は日産化学工業(株)が行い、3年後の販売目標の5万ヘクタールを目指していく。また、「トレディ」シリーズ総計としては、約15万ヘクタールを目標としている。

 〈本件に関する問い合わせ先
 日産化学工業(株) 農業化学品事業部営業統轄部 森山有紀男
 電話(03)3296−8141 FAX(03)3296−8016

グラフ
ジャンボ剤推定使用面積


解説
 (財)日本植物調節剤研究協会の調査『平成12年度除草剤出荷総量・金額・推定使用面積』(7月末公表)によると、本年の水稲作付け面積(推定)は171万4000ヘクタールであり、水稲除草剤(144種類)使用面積が283万ヘクタールとなっている。10万ヘクタールの使用面積を超える水稲除草剤はジョイスター、ソルネット、ザーク、ウルフエース、クサトリエースの5剤(グラフ)。

 一方、ジャンボ剤は、14種類・17製剤が普及され、推定使用面積は約23万6000ヘクタールに及んでいる。「クサトリエース」が50%強の約12万ヘクタールと独走するが、前年比では「草笛」、「ナイスショット」の伸長率が高く、今後、ジャンボ剤のウエートが高まるものと見られている(表)。

 日産化学工業(株)は、もともと除草剤に強みを持っているが、さらに同社の除草剤事業の推進力となっているのがJA全農との共同開発による「ピラゾスルフロンエチル」(試験名:NC−311)であった。今回の「トレディ」シリーズのラインアップを果たすことにより、同社の水稲除草剤事業に一層の求心力を生むだろう。

 


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)