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アグリビジネス話題の製品

低コスト水稲初期除草剤
『エリジャンジャンボ』を新発売

― シンジェンタ ―

エリジャンジャンボ

 シンジェンタジャパン(株)(デニス・ターディ社長、本社:東京都中央区)はこのほど、同社が開発し好評を博しているプレチラクロール(有効成分)を含有した水稲用初期除草剤『エリジャンジャンボ』(農林水産省登録第20963号)を市場投入した。本剤は、低コストジャンボ剤に位置付けられる。
 『エリジャンジャンボ』はプレチラクロールを15%含有し、10アール当たり30gのジャンボパックを10個投入するジャンボ剤で、平成13年度より(財)日本植物調節剤研究協会を通じて、各都道府県の試験機関にて委託試験を実施した結果、その高い除草効果と優れた安定性が評価されている。
 水田畦畔より投げ込まれた本剤は、沈むことなく速やかに溶解し、内包されていた有効成分を含む顆粒が均一に拡散することで、ほ場全体に除草効果を発揮する。適用雑草は、水田一年生雑草及びマツバイ、ホタルイ、ヘラオモダカ(北海道・東北)、ミズガヤツリ(北海道を除く)となっている。
 最近問題となっている抵抗性雑草に対しても除草剤の体系使用が指導されており、『ソルネット1キロ粒剤』、『エリジャン乳剤』に加わる、手軽に散布できる省力型水稲初期除草剤として期待される。
 3月10日より「改正農薬取締法」が施行される。農産物の安全性確保に向けて新しい展開に入るが、シンジェンタ ジャパン(株)が、本製品において改めて農薬登録番号を強調した意味は大きい。(2003.3.10)


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)