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ヤンマークローラトラクタＣＴ３４０
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大区画ほ場の整地から、湿田・水田・畑地などで、低接地圧でほ場を荒らさず、牽引力のあるクローラトラクターの需要が高まっている。多様化するニーズに応え、性能・機能ともにシリーズの充実化を図った中型クラスのフルクローラトラクターを、新ＣＴシリーズとして発売する。
ヤンマークローラトラクターＣＴ280（ロプス仕様28馬力、キャビン仕様30馬力）・ＣＴ340（34馬力）の主な特長は次の通り。
◎環境に優しく、省燃費の直噴エコディーゼルエンジンを搭載
平成15年10月からの国内排気ガス規制をクリアする性能を持つエンジンで、ほ場条件の変化や負荷変動があっても、燃料噴射量をマイコン制御し、理想的な作業性能を持続する。またボタンを押すだけで、中低速回転作業・高速回転作業に適したエンジン特性が選べる。
◎丸ハンドル＋ＦＤＳ（フルタイムドライブシステム）
ヤンマー独自のＦＤＳの採用で、湿田においても安定した直進走破性を実現。旋回時には、丸ハンドルの操作角度に応じて旋回用モーターが左右クローラの回転速度を調節するため、ほ場を荒らすことなく滑らかな旋回ができる。
三角型のフルクローラの採用で接地圧が低く、ハイクリアランスを確保できる。またクローラに付着した泥や土が、作業中に自然に落下し、スリップしにくい構造になっており抜群の湿田走破性を発揮する。
◎簡単操作でスムーズな作業を実現する、無段変速ＨＳＴ
前後進の切り替えと変速操作は、クラッチを踏まずにレバー1本で簡単にできる。また無段で変速できるため、作業に応じた最適速度が選べる。さらに作業機昇降スイッチもＨＳＴレバーに配置してあり、通常は左手にハンドル、右手にＨＳＴレバーを握るだけで高能率作業ができる。
◎作業性が違うナイスティＵＦＯ
水平センサーと角速度センサーで、角速度（傾き速度と傾き方向）を瞬時に感知し、トラクターが左右に傾斜した場合でもロータリーを水平に保ち、きれいな仕上がりを実現する。
また作業の幅が広がる大容量外装油圧シリンダの採用で重量のある作業機の装着を可能にした。ゆとりの快適空間を実現した、新大型キャビン（Ｑ仕様）も品揃えしている。
価格はＣＴ280が340万円、同キャビン仕様が420万円、ＣＴ340で380万円、同キャビン仕様は460万円（いずれも税別）。（２００３．４．１）
