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土壌くん蒸剤『クロピクフロー』 刺激臭など改善し市場投入
―日本化薬―


 日本化薬(株)(島田紘一郎社長、本社:東京都千代田区)はさきごろ、土壌くん蒸剤『クロピクフロー』(農林水産省登録第21220号)を市場投入した。『クロルピクリン』と同様の効果を併せ持ち、処理時の刺激臭をいっそう少なくした。
 『クロピクフロー』(有効成分:クロルピクリン)は、”灌水チューブで処理する『クロルピクリン』”に位置づけられ、従来の『クロルピクリン』と同様に安定した高い効果を発揮する。また、被覆後に薬剤を施用するため処理時の刺激臭が非常に少ない。さらに、灌水装置で処理するため作業が簡便、といった特長を併せ持っている。
 本剤の上手な使い方のポイントの1部を紹介すると、まず、吹き出す水の高さが目安として30〜50センチになるよう灌水チューブから水が均一に出るように水圧をほどよく調節する。また、ポリエチレンシートによる被覆では、周囲をしっかり押さえてやることが大切。
 さらに、薬剤がなくなった場合に液肥混合器の薬剤投入口から薬剤と同量の水を注入してやり、灌水チューブの先端から透明の水が出るのを確認して処理を行う。

(2004.6.1)

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