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『鉄力あぐり』シリーズを充実 地球環境に対応した壮大なロマンも
―愛知製鋼―


 愛知製鋼(株)(柴田雄次社長、愛知県東海市)はこのほど、植物の光合成を促進する効果がのぞめる液状タイプで即効性の土壌改良材『鉄力あくあ』の試験販売を開始した。先行させた土壌改良材『鉄力あぐり』(標準タイプ:粉状)の経験を活かし、市場の拡大をはかる。
 さらに、昨年5月から市場投入した『鉄力あぐり』では、顆粒タイプで長期持続性の『ぺれっとG03』(土壌回帰タイプ)、『ぺれっとW08』(形状保持タイプ)の2アイテムを追加、『鉄力あぐり』シリーズのラインアップを強化した。
 『鉄力あくあ』は、同社が既に量産化に成功している大気・水環境で容易に酸化しない酸化第1鉄(FeO)と有機酸を組み合わせ、さらに水に溶け出した鉄イオンが酸化しない技術を加えることによって開発に成功したもの。
 『鉄力あくあ』の液体中には、『鉄力あぐり』を土壌に混合し、水やりをした時に水に溶け出す鉄イオン量の2000倍鉄イオンを含有しており、1000倍〜2000倍の水にうすめて植物に供給することによって、より即効的な光合成促進効果が得られるという。
 愛知製鋼(株)では、『鉄力あぐり』シリーズで2005年をめどに年商約30億円を目指している。大きく地球環境に対応した商品開発に挑んでいる同社だが、本技術を応用し植物プランクトンを増殖するプランも検討されており、壮大なロマンが広がっている。 (2004.1.28)

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