農業協同組合新聞 JACOM
   
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作業性・圃場適応性に優れた普通型コンバインを発売
―ヤンマー農機―


 近年普通型コンバインを、単独もしくは自脱型と併用して使っている営農集団や大規模農家から、特に稲収穫作業における能率アップ・圃場適応性の拡大が求められている。
 ヤンマー農機では脱穀部の改良により、特に稲収穫作業での能率を従来機比約30%アップしたGC950と、運転席・脱穀部・グレンタンクを左右対称にレイアウトすることで作業性・湿田走破性を向上させたバランスの良いGC1000の2型式を「アスリートプロ」シリーズとして発売する。

<GC950の主な特長>

GC950
GC950
 ◎95PS直噴エコディーゼルエンジンと新開発脱穀部、マルチハンドルFDSの搭載により、稲の刈取作業能率約30%アップ(同社従来機比)を実現。麦・大豆だけでなく稲でも高能率作業が可能になった。
 ◎前方視界が広く、刈取部が見やすい全面フルガラスキャビンを採用。室内空間も大幅に広くなり、長時間作業も快適に行える。
 ◎なめらかな旋回性と優れた湿田性が好評の丸ハンドルに、リールの上下と回転数調節が付いたマルチハンドルと、主変速レバーに刈取作業で使う各種機能を集中配置したオールマイティシフトレバーを装備。操作性が大幅に向上した。
 ◎大容量高速排出1800リットルグレンタンクを搭載。穀物排出時間を短縮させたなど。

<GC1000の主な特長>

GC1000
GC1000
 ◎キャビン(運転席)脱穀部・グレンタンクを左右対称に配置したシンメトリックレイアウトにより、穀物の量による左右バランスの変化が少なく、安定した刈取作業ができる。また、全面フルガラスのセンターキャビン採用で、視界良好で、長時間作業も快適に行える。
 ◎すぐれた脱穀処理性能を発揮するツインローター方式を採用。
 ◎なめらかな旋回を実現する丸ハンドルFDSと、操作頻度の高いスイッチを装備した多機能シフトレバーで、長時間の作業も快適に行える。
 ◎機体中央に装備した2000リットル大容量タンクにより、長時間連続作業が可能だ。また、機体のバランス変化が少なく、湿田作業性が向上したなど。

 価格はGC950CUBで1170万円で、6月より全国発売される。GC1000CUBSJの価格は1450万円で、3月より販売されている(共に税別)。 (2004.3.23)

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