農業協同組合新聞 JACOM
   
催しもの

卸売市場流通で国際シンポジウム開催
日・韓・台の比較から卸売市場流通の将来を考える
――韓国にみるIT化か、台湾にみる川下進出か―― (8/7)

開催日時:平成15年9月25日(木) 午後1時から
開催場所:日本橋公会堂(東京都中央区日本橋蛎殻町1-31-1)

【シンポジウムの主な内容】
(1)韓国における卸売市場の特徴と問題点 王成宇天安外国大教授・韓国市場流通研究院長
(2)台湾における卸売市場の特徴と問題点 王良源東海大学助教授
(3)日本における卸売市場流通の近年の動向と今後の展開方向 藤島廣二東京農大教授
(4)パネルディスカッション 上記3氏と市場、流通・小売関係者を予定

主催:(社)全国中央市場青果卸売協会、(社)農協協会、卸売市場研究会
会費:1万円(1名)

 いま、青果物の卸売市場のあり方が問われ、さまざまな視点から検討されている。卸売市場のあり方いかんによっては国民の食生活はもとより、農業や青果物の流通・小売部門にも大きな影響を与えると考え、農業協同組合新聞では「シリーズ・卸売市場を考える」を掲載してきたが、その一環として、(社)全国中央市場青果卸売協会、卸売市場研究会と共催し、表記のような国際シンポジウムを開催することにした。
 海外の卸売市場情報の収集は、欧米とくに米国と英国の情報に偏りがちだが、卸売市場のシステムは日本とは大きく異なっていることと、米英の卸売市場は著しく衰退しており参考にはなりにくいといえる。
 それにひきかえ韓国と台湾は日本の影響を受けて卸売市場が成立しているので、日本と類似する点が多い。しかも生鮮食品流通において卸売市場が主要な役割を果たしている。
 さらに、韓国ではIT化が進み、セリ価格が瞬時にインターネットを通じて確認できることや取扱い品目の総合化進んでいる。台湾では卸売業者が販路確保のためにスーパーマーケットを出店し川下に進出。販売手数料を出荷者だけではなく小売業者などからも徴収しているなど、これからの日本における卸売市場を考えるうえで参考になる点が多々あるといえる。
 今回の国際シンポジウム開催の目的は、そうした韓国・台湾の情報を提供するとともに、日本との比較分析を行い、今後の卸売市場のあり方を考えていくことにある。

【問い合わせ先】
(社)農協協会国際シンポジウム係
電話 03-3261-0051
FAX 03-3261-9778 (2003.8.7)


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