本紙既報の通り（財）報農会（中村廣明理事長）は９月30日、東京都北区の「北とぴあ」16階（天覧の間）において功績者表彰式を行う。植物防疫事業の発展に貢献された方々を表彰するものだが、このほど受賞者の業績などが発表された。
　【第19回功労賞受賞者】
　◇粥見惇一（かゆみ　じゅんいち）　昭和４年８月17日生。75歳。三重県農業試験場、同農業技術センター、クミアイ化学工業（株）、県植物防疫協会、（株）トーメンなどを歴任。業績は、水稲、果樹、野菜の病害虫防除に関する研究および技術指導、三重県植物防疫事業の推進および普及指導に寄与。
　◇川越仁（かわごえ　ひとし）　昭和６年12月14日生。72歳。宮崎県農業試験場、同総合農業試験場、宮崎県農業共済組合連合会など。暖地園芸作物の病害虫防除に関する研究および技術指導、宮崎県における植物防疫事業の推進および普及指導に貢献。
　◇良知昭久（らち　てるひさ）　昭和３年１月31日生。76歳。農林水産省横浜植物防疫所、全国農薬協同組合など。植物検疫業務の推進および技術指導、農薬取扱事業者・農薬使用者の安全指導および技術指導に尽力。
　なお、同日の第19回報農会シンポジウム『植物ハイビジョン――2004』―地域特定農作物に対する植物保護の役割―について、「時流に乗った、極めてタイムリーなシンポジウムとなっており、各県からの問い合わせも多い」（塩澤宏康常務理事）というが、まだ、若干だが席があるという。電話（042）381−5455