ファイザー（株）（アラン・Ｂ・ブーツ社長、本社：東京都渋谷区）は、10月４日の仙台を皮切りに全国５カ所において松枯れ防止セミナー『グリンガード技術講演会』を（財）日本緑化センターの後援のもとに開催する（日程表参照）。参加無料。
現在、松枯れに関する研究や防止活動が全国各地で積極的に進められているが、松島（宮城県）などの景勝地の松や、防風・砂防林としての重要な松が松枯れの被害に直面しており、一度「マツ材線虫病」（注）にかかってしまった松は枯死を免れないことから、事態は深刻だ。
本セミナーはこのような実情を踏まえ、緑地管理者や造園業者などを主な対象に、松や松枯れについて正確に把握したうえ、その対策技術の知識や実態について理解を深めていくことを目指している。
第20回を迎える本年度は、講師に京都府立大学大学院の池田武文教授を迎え、松枯れに大きな影響を与える松の水分生理の理解と「マツ材線虫病」について具体的なデータなどを紹介しながら、そのメカニズムを学んでいく。
参加希望者は、住所、事業所名、職種、氏名、希望会場などを明記のうえ「セミナー出席希望」と書き、ファイザー（株）プラントヘルス営業統括部までＦＡＸ(03−5309−9914)を。折り返し、参加申込書が送られる。
（注）マツノマダラカミキリを媒介者とした、マツノザイセンチュウという線虫が引き起こしている。一般的には松くい虫被害と呼ばれているが、正しくは「マツ材線虫病」という。
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全国５カ所で松枯れ防止セミナー 《ファイザー》 （１０/１） 
