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1人暮らしに多い欠食、朝食不要説に8割が反対
  −朝ごはん実行委が20代独身女性の朝食事情調査


 「朝ごはん実行委員会」はこのほど、全国の20代独身女性を対象に朝食実態調査を行った。また、ダイエットや「朝食不要説」に対する意識や実態、朝食の外食化に関する考えなども明らかにし、現状改善の可能性の方向を調査した。調査結果の概要は次のとおり(調査対象は全国の単身世帯195、同居世帯195、調査時点は10月4日〜10月11日、有効回収289票)。


 1.1人暮らしに多い欠食、同居でも多い孤食

 @57.3%がほぼ毎日食べているが、1人暮らしでは44.9%−  朝食摂取頻度は、「1週間に6〜7日」が57.3%。内訳は、1人暮らしで44.9%、同居で68.9%。1人暮らしと同居では24ポイントもの開きがあった。また、ごはん派(主食がごはん)とパン派(主食がパン)を比べると、「1週間に6〜7日」は、ごはん派が67.5%、パン派49.2%で、ごはんが主食の朝食ほど摂取頻度が高い。

 A同居でも62.3%が1人で食事−  「だれと食べるか」聞くと、「1人」が78.0%、「家族と」が17.6%。同居の人でも「1人で」が62.3%もおり、「家族と」は33.8%。若い女性も孤食傾向が著しい。

 Bパン派も60.3%が和食を食べたい−  「本当は一番食べたい朝食は?」の問いに、パン派の60.3%が和食と答え、第2位の「洋食」と29.3ポイントもの開きがあった。パン派も本音は和食支持といえる。

 C時間は平均13.2分、メイクは9.8分−  朝食時間は5〜10分が27.3%、10〜15分が23.2%、15〜20分が16.3%で、平均13.2分。また、メイク時間は5〜10分が25.3%、5分以内が15.2%、「ほとんどしない」は27.3%にも。メイクの平均は9.8分。

 2.「朝食不要説」に79.6%が反対

 @「朝食不要説」に賛成はわずか20.4%−朝食不要説に「やや反対」が35.3%、「反対」が30.1%、「非常に反対」が14.2%で、計79.6%が不要説に異を唱えている。「非常に賛成」は1.7%にとどまった。不要説を知らない人も60.5%。「詳しく知っている」は7.3%だった。

 A不要説反対の理由は「午前中の仕事・勉強の効率が悪くなるから」−  反対理由のベスト3は、「朝、食べないと、午前中の仕事・勉強の効率が悪くなる」「元気が出ない」「3食バランスよく食べることが体調のためにも良い」。賛成の理由は、「朝、無理に食べると気分が悪くなる」「無理に食べなくても仕事などの効率は変わらない」など。


 3.関心は高いが実行派は少ない−薄れつつある?ダイエット信仰

 @「ダイエットに関心ある」は81.0%、しかし実行は23.5%−  関心が「非常にある」は45.4%、「少しある」が35.6%で、計81.0%が関心を示している。しかし、「現在、ダイエットをしている」は23.5%にとどまり、「したことがない」は23.9%もいた。
 A、ダイエットで重視するのは「楽にできること」−  ダイエットで何を重視するか聞いたところ、55.0%が「楽にできること」をあげ、以下、「早く効果が出ること」42.3%、「長続きすること」34.1%。「やるなら苦しい思いはしたくない」という本音が浮かび上がった。
 B、「スタイルがいい」1位は藤原紀香−  体形上理想のタレントは、藤原紀香がトップ。以下、神田うの、梅宮アンナ、松嶋菜々子、飯島直子などで、化粧品CMなどで活躍するタレントが上位を占めた。ちなみに11位は叶姉妹、菅野美穂だった。


 4.外で食べる朝ごはんで、重視するのは「手頃な価格」

 @朝食をとる場所は「自宅」が88.3%−
 朝食を主にとるのは「自宅」が88.3%で、「学校や職場」5.5%、「学校や職場に行く途中」3.1%を大きく引き離した。
 A外で朝食をとる場合の条件は値段、メニュー、入りやすさ−
 外でとるときの条件ベスト3は、「値段が手頃なところ」「好みのメニューがあるところ」「1人で入りやすいところ」だった。



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