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シンポ『世界のジャポニカ米』開催
  −世界のジャポニカ米研究グループ (2/15)


 世界のジャポニカ米研究グループ(代表者伊東正一鳥取大学助教授)は、2001年3月9日、京都市上京区東堀川通下長者町ルビノ京都堀川(旧堀川会館)で第9回ジャポニカ米・国際学術調査報告会及びシンポジウムを開催する。
 参加料は無料、情報交換交流費5000円、資料代1部3000円。参加申込み期限は2月26日(先着100人)。申込みおよび問い合せ先は、鳥取市湖山町南4−101鳥取大学農学部情報科学講座(電話・FAX0857−31−6731)、参加希望者は、FAX、ハガキまたはEメールで住所、氏名、職業をお書きの上、申し込むこと。

 シンポジウムの主な内容は次の通り。
 @コメをとりまく世界の情勢変化 伊東正一(グループ代表、鳥取大助教授)
 A加州及び米国におけるジャポニカ米の現状と潜在性 津野幸人(鳥取大名誉教授)
 B日本における稲育種の問題と今後の指針 S・フー(ウイスコンシン大学講師)
 C日本のコメ輸入と今後の課題 S・シェイファー(カリフォルニア州食料・農業省政策開発研究室長)
 D質疑応答・その他 稲本志良(京都大学教授)
 〈総合司会〉 笠原浩三(鳥取大学教授)

 世界のジャポニカ米研究グループは1991年から文部省の科学研究費(基盤研究(A)・海外学術調査)により「世界におけるジャポニカ米の生産・流通と潜在生産力に関する学際研究」というテーマで世界のジャポニカ米の現状と潜在的生産能力について研究を行っており、世界各地のジャポニカ米の主な生産国や潜在的な生産力のある国々を訪れ調査している。
 この研究調査で得た最も新しい情報をより早く社会に提供し、世界のジャポニカ米などコメ全体の国際情勢について理解を深めようという目的から毎年1回、関心を持たれる方々を招き報告会を開催してきた。

 近年のコメの国際価格は史上最低の価格となっており、国内価格の低迷もさることながら、国際情勢も刻々と変化している。こうした中でコメに対しどのようなビジョンを描けばよいか、今年度の報告会は、これまでの3年間のまとめ、21世紀の方向性という視点から報告される。
 今年もアメリカから2人の講師が報告をする。この報告には毎年全国各地から生産者、消費者をはじめ行政機関、研究機関、コメ流通業界、マスコミの方々など、幅広いジャンルから出席している。今年も気軽に参加されるよう呼びかけている。
 とくに今年は、第2部の情報交換交流会を重視して時間もタップリとり、貴重な情報交換の場としたとしている。



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