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「おいしい笑顔が、つながる未来へ」をテーマワードに
  ――JA全農グループ「FOODEX JAPAN 2001」へ出展

FOODEX JAPAN 2001「”食”が担う地球の新世紀―”食”の楽しさ再発見」をメインテーマに、食のプロフェッショナルのための生鮮食品・加工食品・菓子・飲料の総合トレードショー「FOODEX JAPAN 2001」(第26回国際食品・飲料展)が、3月13日に幕張メッセ(千葉市)で開催され、JA全農グループも昨年に引き続き出展した(16日まで)。開催初日の13日は、四ノ宮JA全農専務も駆けつけ、各コーナーをじっくりと見て回り、担当者を激励した。
 JA全農グループの基本コンセプト「新鮮・美味・安全・安心・健康」は今回も変わらないが、21世紀の最初のテーマワードは「おいしい笑顔が、つながる未来へ」だ。
 ブースは、@米、A米加工品、B冷凍米飯・冷凍食品、C乳品・デザート・果汁、D青果、E椎茸、F農産・加工品、G食肉・加工食品、Hたまごの各コーナーに区分けされ、全国農協直販(株)・全国農協食品(株)・全農パールライス東日本(株)・全農パールライス西日本(株)・全農越谷青果(株)・全農チキンフーズ(株)・全農ミート(株)・全農鶏卵(株)・全農椎茸(株)の全農グループ各社とJA全農のさまざまな商品群と共同開発システムが展示されるとともに、新生全農としての6都県本部の特産品も展示され注目された。
 今回の最大の目玉は、ブースの外側、会場のメイン通路に向けて大きなオープンキッチンを設け、家庭でも簡単にできる料理を実演・試食していることだ。実演するメニューは、惣菜、丼物からデザートまで20種。
 1日5回の実演・試食タイムになると、キッチンの周りには大きな人垣ができた。来場者は”食”のプロばかりだが、実演するメニューを考案した料理研究家・村上幸子さんのスタッフの説明に熱心にメモをとり、できあがった料理を試食して「これは使えるね」と、使われた食材について、担当者に質問したり、早速、商談する人もいるほどだ。
 この全農グループがもつ豊富な食材を活かしたメニュー提案は、全農の新しいメッセージ「もっと近くに。―日本の新鮮、お届けします」を具体的な形として表したものといえよう。  FOODEXへの出展は国内671社(共同出展を含む)、海外67ヶ国2地域1704社(同)だ。そのなかで特に目立ったのは、イタリア、アメリカに次いで広いコーナーを確保した韓国の力の入れようだろう。なかでもいま輸入が増加し問題となっている生産野菜では、日本進出を狙う韓国企業や営農組合のブースがいくつも設けられ、日本向けの規格(等級・大小・量目・包装基準)まで細かに提示した資料を揃えるなど、他国にない意気込みを感じた。
 韓国に代表されるように海外の各国は、ここ数年来の出展によるマーケティングにもとづいて、日本市場にあったコンセプト・商品によって日本市場進出を狙っているが、JA全農グループのブースは日本人の食生活にもっとも合っているのは国内産農畜産物であり、日本の農業が元気なことを、具体的にそして力強くアピールしていた。



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