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稲経対策の補てん単価上昇 米情報委員会(4/19)

 米の需給・価格情報に関する委員会は、12年産自主流通米の入札上場銘柄にかかる稲作経営安定対策の補てん金と特別支払いの単価を19日公表した。落札平均価格が1万5000円台の低迷を続けたため、補てん金は60kg当たり平均1800円と、ほとんどの銘柄が前年産を上回り、全体として、これまでの最高額となった。
 稲経対策には、補てん基準価格と市場価格との差額の8割を補てんする一般コース、9割補てんの担い手コース、6割の計画外コースがある。それぞれ生産者拠出金なども違う。
 一般コースの補てん金単価は、魚沼コシヒカリが3760円(JA全農分)で最高となり、次いで茨城あきたこまちの2950円で高値銘柄の相場低迷ぶりを物語った。
 一方、宮城のササニシキは 790円で一番低く、山形・庄内のササニシキなどとともに前年産の補てん金単価を下回った。
 特別支払いは、補てん基準価格の1%以内とした。これは資金の要件を緩和して、補てん金交付後の資金残高の範囲内で支払う。一般コースでは平均60kg180円程度となる。
 補てん金、特別支払いともに6月ごろ交付する。
 上場されていない相対取引銘柄の補てん金単価と、13年度補てん基準価格などは4月26日に公表する予定。
 また13年度の補てん基準価格は、12年度と同水準とする。これには、生産調整の緊急拡大を確実に達成した地区(集落単位)などの前提条件があり、これを満たさない場合は、原則通り直近3ヵ年の平均価格を基準価格とする。


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