トップページにもどる 農業協同組合新聞社団法人農協協会 農協・関連企業名鑑

次期3か年計画「JA女性行動’01(まるいち)」を決める
新会長には伊藤氏(三重)を選出
―― JA全国女性協 通常総会 (5/16)


 JA全国女性組織協議会は、5月16日に第51回通常総会を開き、次期3か年計画、13年度活動計画、新執行部などを決めた。
 総会では、13年度の理事、監事候補を了承した後、理事の互選により会長、副会長を決めた。
 新会長に選ばれたのは、伊藤さなゑ氏(JAみえ女性連絡会議会長)。選出後のあいさつで「農業は暗いところに立たされているが、それでも一つふたつ明るい材料も出てきた。(女性部が取り組んできたファーマーズ・マーケットなど)地産地消の活動もそのひとつ。末端の農家のおかさんの喜びでもあり希望になっていて、大きくいえば食料安保にもつながる。高齢者福祉、女性の地位向上などにも女性がしっかりと手をつないで活動していきましょう」などと各都道府県の会長に呼びかけた。
 副会長に就任したのは峰島歌子氏(JA千葉女性部協議会会長)。理事には、佐野房氏(青森県JA女性組織協議会会長)、辻内田鶴氏(JAならけん女性部会長)、吉田フクヱ氏(JA徳島女性組織協議会会長)、柿原直子氏(JA佐賀県女性組織協議会会長)が就任。また、監事には後藤則子氏(JAあきた女性組織協議会会長)、大蔵浜恵氏(JAしが女性協議会会長)、細川修子氏(JA宮崎県女性組織協議会会長)が就任した。
 総会では、今年度から3か年の活動計画「JA女性行動、01(まるいち)」を決めた。キーワードは、「いのち」、「自立」、「共生」。直売・加工を通じた地域内自給への取り組み、農の教育力を活かした人づくり、家族協定による報酬確保など家庭内における自立の促進、JAへの正・准組合員加入や総代、理事などへの就任の促進などJA運営への参画などを活動の柱に上げている。
 また、同計画では、これらの活動を行うにあたって「夢と自信が持てる等身大の活動として取り組む」、「次代につながる仕組みの追求」、「目標設定、実践、反省の循環をつくること」など取り組み方法も示したのが特徴だ。
 組織の活性化も課題とし、より参加しやすい組織とするために「目的別活動」を充実させることや、次代への活動継承を行うための仕組みづくりも掲げた。このため13年度には、「JA女性組織活性化検討委員会」を設置することも決めた。検討課題としては、(1)目的別組織化による組織活動の活性化と求心力の向上、(2)合併JAにおける支部活動の活性化と事務局機能のあり方、(3)JA運営への女性参画の促進と女性組織の関係(組織代表総代、組織代表理事の選出方法、女性組織の意思反映方法)などとしている。委員会は、フレッシュミズ、全国女性協、JA役員、県中役員、有識者などで構成し、各組織の実態調査を実施した後、8月に第1回会合を開く予定にしている。
 今年度はJA全国女性協の創立50周年にあたる。そのため50年史を作成するほか、来年1月に開催する第47回の全国大会を記念大会として日本青年館大ホールで開催する。



農協・関連企業名鑑 社団法人農協協会 農業協同組合新聞 トップページにもどる

農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp