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農政・農協ニュース

「ごはん処 純米亭」で新米と鰯料理のキャンペーン開催
JA全中/(社)いわし食用化協会 (8/20〜)
 収穫の秋、美味しい新米が消費者の食卓に登場する時期を迎えた。JA全中 米消費拡大・食生活対策室は全漁連の後援、社団法人いわし食用化協会との共催で、<新米の美味しさ、旬のいわしの魅力>を広く消費者に知ってもらうことを目的に、8月20日から31日まで、千代田区大手町のJAビル地下1階の「ごはん処 純米亭」で、新米といわしキャンペーンを開催した。
 「ごはん処 純米亭」は平成11年5月、米消費拡大のためのアンテナショップとして開店したもので、JAグループの全農管財(株)が運営に当たっている。
 キャンペーン期間中は、千葉県の早生うるち新米「ふさおとめ」と、房州産の新鮮ないわしを使った料理・いわしのおろし和え・メンタイ焼き・刺身・フライ等が提供される。
 「ふさおとめ」は、千葉県独自の水稲品種で、収穫期はコシヒカリより早く、8月中旬には収穫できる。やや倒伏しやすいが、障害型耐冷性は強い。収量は10a当たり約550kgで、コシよりは多く、食味は「はなの舞」を上回り、コシヒカリに並ぶという千葉県自慢の品種で、作付けも増えている。
 「ごはん処 純米亭」では、店舗正面のディスプレイを2カ月に1度変更する。4〜5月は北海道の「きらら397」 「ほしのゆめ」、6〜7月は熊本県の「森の熊さん」、8〜9月は千葉県の「ふさおとめ」 「コシヒカリ」、その後福井、宮城と続く。今回は千葉県の新米といわしのキャンペーンということもあり、派手な大漁旗が飾られ人目を惹いた。
 新鮮ないわしのおいしさとともに、炊き立ての新米「ふさおとめ」の香りと食感を堪能するなら、ランチタイムだろう。ご飯のおかわりが自由というのもうれしい。
 JA全中の鎌田富美夫氏(米消費拡大・食生活対策室)は「おいしいご飯と食材を提供することで、日本型食生活の良さを消費者に理解してもらい、米消費拡大に繋げていく」ことが狙いと語った。
 食事に来ていたOLに、ご飯食について話をきいてみた。「ご飯は毎日食べても飽きない」「魚とご飯の組み合わせがほとんど」「いつもは無洗米を食べているが、おいしい新米が手に入ったときは研いで食べてみたい」等、頼もしい回答が返ってきた。


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