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農政・農協ニュース

農業資金の貸出増える 農林中金7月末速報(8/30)
 農林中金が30日発表した7月末の残高速報によると、JA貯金は前月より1868億円減って73兆4050億円となった。貯蓄増強運動によるボーナス資金や満期の郵便貯金、それに他行資金の獲得などがあったものの、公金の流出や各種の口座引き落しなどによって減少した。
 伸び率は前月に比べマイナス0.3%。しかし前年比の伸び率は月中の減少額が前年より少ないため、前月実績を0.1ポイント上回り2.9%となった。
 なおJA貯金は6月末の残高で、それまでの72兆円台から、73兆円の大台に乗せている。
 一方、7月末のJA貸出金は前月より320億円増え、残高は21兆4045円となった。地方公共団体貸出や、生活資金の償還などがあったものの、賃貸住宅資金や住宅資金、それに事業資金の実行に加え、農業生産資材を買い入れる農業資金が大幅に増えたことなどによる。
 前月比で0.1%の伸びだが、前年比では、月中の増加額が前年より少ないことから前月実績を0.1ポイント下回り、マイナス0.6%となった。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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