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農政・農協ニュース

13年度の優良表彰農協 JA枚方市(大阪府)に (1/17)

 JA全中は1月17日、13年度の表彰農業協同組合を公表した。優良表彰されるのは大阪府のJA枚方市。
 大阪府の中央に位置する枚方市は「都市的農村地帯」の典型であり、地域農業の核をなすJA枚方市は、昭和41年に11農協(枚方・蹉茂・川越・山田・牧野・招提日置・招提新生・樟葉・津田・氷室・菅原)が合併して誕生した農協である。
 組合の概要は、組合員5813名(正2672名・准3141名)。理事31名(うち常勤3名)、監事6名。職員151名(うち参事1名)。自己資本比率19.5%。
 審査内容となる4つの分野(地域農業振興・地域づくり・経営・人づくり)では以下のような特徴が評価された。
 ○地域農業振興=組合員の農業労働力を補完し農作業の一部を受託するために必要な施設を1ヵ所に集約し、「広域営農センター」を設置。当センターが枚方市農業の基地としての役割を果たしている。また、すべての配送機能を営農センターに隣接した「配送センター」に集約化。
 ○農村の活性化・地域づくり=「ホームヘルパー」の積極的養成と一般市民へのアピールに重点をおいた活動の展開。「市民ふれあい農園」なども行っているほか、各支店での「定期的直販」を実施。
 ○経営の合理化・効率化=独自の「理念」と「行動指針」を定め、役職員間で共有している。また毎月、「店舗別収益検討」の実施。監事監査体制の樹立と、業務執行部門から独立した検査室の設置。学識経験理事の登用と、員外理事の登用。毎月の「企画会議」の開催。
 ○「コンプライアンス・マニュアル」の策定と徹底。
 ○人づくり=能力主義人事制度の積極的活用による人材の適材適所への配置。職員の意識改革に向けた各種取り組みの強化。「職員だより−いきいき」の発行(月1回)、「職場でのマナーブック」を作成し、意識改革を日々啓蒙している。
3月7日の第48回全中通常総会で表彰される。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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