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農政・農協ニュース

前年同期比 169円上昇
−−13年産自主米第9回入札 (1/25)

 13年産米自主流通米の第9回入札が1月25日に実施された。今回の入札には、30産地68銘柄、11万328トンが上場され10万5685トンが落札した。落札比率は、95.8%と前回(93.9%)を1.9%上回った。
 全銘柄の平均指標価格は、60kg1万6016円となり、前年同時期(12年産第7回入札)の指標価格を169円、1.1%上回った。
 13年産自主米の平均指標価格は、これまで9回の入札ですべて前年同時期価格を上回っている。ただし、前回入札とくらべると、60kg119円の下落となった。
 前回入札価格も前々回(第7回)入札価格にくらべて60kg402円の下落となったが、この要因についてJA全農では、(1)希望申出価格の上限を撤廃するという13年産限りの特例措置が第8回入札から適用されなくなった、(2)そのため、第8回入札では、通常どおり、希望申出価格は業務規定16条価格(前年産最終3回の指標価格の加重平均)が上限となったため、この価格を引き下げざるを得ない銘柄(28産地59銘柄)があったこと、さらに(3)量販店を中心とした小売価格や業務用米の価格が低迷していること、などと分析している。
 JA全農は、第9回入札でも前回を下回ったことについて、前回の入札結果をふまえ「相対的に割高感のある一部産地銘柄で居所修正が行われたことなどによるもの」と考えており、今後は、13年産米の飼料用処理、調整保管などの需給対策を的確に実施し、早期に販売環境を整えていく必要があるとしている。
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