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農政・農協ニュース

事業の抜本的見直し必至
−全農チキンフーズが虚偽表示 (3/6)

 3月6日、全農チキンフーズは、輸入鶏肉を使用した問題以外に、抗生物質を使わずに飼育した「無薬飼料飼育若鶏」の商品に、通常飼育の国産ブロイラーを原料としていたことも明らかにした。
 昨年の4月から今年2月までに約230トンを混入させていた。輸入鶏肉使用問題ではBSE発生による鶏肉需要増が背景にあったとしていたが、恒常的に不正が行われていた疑いも出てきた。
 また、6日夜のJA全農の会見で輸入鶏肉使用が発覚した経緯について三村常務は、コープネット事業連合から調査依頼が全農にあり、全農の生協対応チームがある戸田事業所が全農チキンフーズに確認したところ、「指摘されるような事実はない」と回答を得たため、全農からコープネット側に同回答を伝えた、と話した。
 その後、コープネット側は3月3日に鹿児島くみあいチキンフーズに出向いて調査し不正が発覚、その際、全農職員も同行しており、全農としてこの事実を把握したのは「3日の時点」とした。4日の全農チキンフーズの会見では、同社の社内調査で明らかになったと説明していた。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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