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農政・農協ニュース

農水省 イタリア産肉骨粉に注目 (3/15)

 農水省は牛海綿状脳症(BSE)の感染源、感染経路調査の第2次中間報告を3月15日に発表した。
 輸入肉骨粉について、イタリアの対日輸出工場が1998年6月以前は、異常プリオンを効果的に不活化させる処理基準を満たしていなかった可能性が極めて高いと指摘。同国からの肉骨粉の大部分は養鶏用飼料原料となったが、一部は他に販売された可能性もあるとした。
 これまで発生した3例と輸入肉骨粉の関連は確認されておらず、また、98年6月以前に同国の肉骨粉に異常プリオンが含まれていたと断定することはできないが、「異常プリオンを含む肉骨粉が、何らかの経路を経て発生農家で使用されていた飼料等に混入した可能性は排除できない」とした。
 そのほか、3例に共通して使用された代用乳について、「現段階では感染源となった可能性を完全に排除できない」とした。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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