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農政・農協ニュース

配合飼料価格に特例補てん実施 (3/25)

 JA全農は3月25日、4〜6月期の配合飼料供給価格を1〜3月期にくらべ1トンあたり約500円(全国全畜種総平均)値上げすることを決めた。
 値上げの要因は為替相場。直近では政府のデフレ対策による株価上昇で128円前後まで円高となったが今後は円安の流れに戻ると予想。大豆粕は、米国、南米で良好な天候で大豆の豊作が予想され相場は安定しているが、今後は円安が影響すると分析。また、海上運賃も4月積以降、南米産新穀への引き合いが開始されて、上昇要因とした。
 配合飼料価格安定制度による通常補てんでも農家段階ではトン1300円の実質負担増となることから農水省は牛用配合飼料に対して特例補てんを実施、うち800円は異常補てん基金から交付することを同日決めた。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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