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農政・農協ニュース

直播稲作の普及で提言−−全国直播稲作推進会議 (3/29)

 モミをほ場にじかまきしてコメを作る直播面積が全国で1万ヘクタールを超えたことから、全国直播稲作推進会議は3月29日さらに直播を拡大し、普遍的な技術にしていこうと、普及の対象を重点化することなどを提言した。同会議は試験研究機関、農業団体、民間企業、行政機関などの関係者で構成している。
 直播面積は平成9年度から増加傾向に転じ、特に東北と北陸で急速に伸びた。要因は▽春作業の軽減▽規模拡大▽コスト低減▽など。また▽単収の向上▽機械作業体制の確立▽関係団体の推進が定着を促した。
 課題としては▽直播適応性が高く、おいしくて、多様な熟期の品種育成▽除草剤の適応範囲の拡大などがある。
 今後は大規模経営体や集落営農など直播のメリットが享受できる所に普及の重点を置く。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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