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農政・農協ニュース

コープこうべがBG無洗米の本格的取り扱いを開始 (4/11)

 組合員140万人以上を擁する日本最大の生協「コープこうべ」(神戸市東灘区・野尻 武敏理事長)では、無洗米についてこれまで長い間、慎重な姿勢を維持してきたが、この程本格的にBG無洗米の取り扱いを開始した。
 「コープこうべ」では、無洗米の安全性・品質・環境特性・組合員の評価等を考慮した結果、いずれの面においてもBG無洗米は他の商品よりも優れていると判断し、取り扱いを決めた。
 一方、「コープこうべ」でのBG無洗米の本格導入を受け、同生協の関連会社である(株)コープライスセンター(兵庫県加古郡稲美町、山元敏儀社長)では、同生協向けに、毎時3トンの加工能力をもつ専用のBG無洗米設備導入し、4月5日に竣工、本格稼働を開始した。
 (株)コープライスセンターは、全国で第45番目のBG無洗米製造工場となった。
 これまで、首都圏での大手生協が、いずれもBG無洗米を導入したことから、同地域のスーパー等量販店を刺激し、首都圏では圧倒的にBG無洗米の普及が進んだという背景がある。
 それに対し、関西圏は出遅れた感があったが、今回、供給高、組合員数ともに日本一の巨大生協「コープこうべ」がBG無洗米の取り扱いを決めたことにより、BG無洗米を既に導入している京都生協、大阪いずみ市民生協の影響力と相まって、関西圏でのBG無洗米の普及に拍車がかかるものと思われる。
 また、5月からは、全国無洗米協会のテレビCMも関西圏で放映されることが決まっており、BG無洗米の需要は更に高まることが確実視されている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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