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農政・農協ニュース

Aコープの収支改善めざし対策室新設−−JA全農 (5/1)

 JA全農は、経営困難に陥っているJAのAコープ店に対して統廃合や業態転換などの提案活動を強化するため、5月1日、生活部内に「店舗事業経営対策室」を臨時機構として新設した。
 今年1月にまとまった全国Aコープチェーン加盟店の総点検運動の結果では、対象店舗1417店のうち「継続困難」が275店、「判断保留」が46店あることが明らかになった。
 このため、これら321店舗には、統廃合や業態転換が求められているが、今後、同対策室で個別に具体策を検討していく。
 具体策としては、店舗の閉鎖も視野に入れるほか、業態転換例としては、花のギフトショップ、食材宅配センターなど組織購買の拠点型事業への転換や、福祉施設としての利用などを立地条件に合わせて提案していく。
 同室は2年間の臨時機構として設置された。「この期間に200店舗での具体策策定と実践が目標。JAの経営改善策とも連携し、収支改善が図られるような提案をしていきたい」(稲垣伸司室長)という。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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