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農政・農協ニュース

JA大会議案検討に外部の意見を導入
全中が改革加速化 (9/13)

 3年ごとに開くJA全国大会は来年秋に23回目を迎えるが、これを「開かれた大会」とするためJA全中は大会議案づくりに外部の意見を取り入れることを5日の理事会で決めた。JAグループ始まって以来のことでJA改革を加速させる一つの試みだ。
 従来からの大会議案審議会としては全中内部にあるJA改革推進本部委員会とするが、これとは別に外部の識者からなる議案検討機関を設けて広く意見を聞く形とする。メンバーはすでにJA改革推進会議を設けているので、これを土台に新たに消費者、学識者、中央会・全国連役員などを加えた検討機関とする。
 JA改革推進会議は今村奈良臣東大名誉教授を議長に法人代表など農業者12人とJA組合長6人で構成し、すでに3回開いた。
 しかし外部メンバーにとってJAグループの経営や組織の問題は直接関連が薄いため、JA改革推進本部委員会の下に専門委員会として、もう一つ別の検討機関を設ける。メンバーはJAグループから人選する。必要に応じて本部委員会との総合審議会も開く。
 一方、従来は大会の年の5月に議案をまとめていたが、今回は3月にまとめて組織協議の時間がたっぷりとれるように改める。


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