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農政・農協ニュース

廃用牛の滞留は減少へ (9/18)

 BSE発生後、乳用廃用牛の受け入れをと畜場が拒否したり、農家段階でも発生を怖れて出荷を控えるなど、廃用牛の滞留が問題となっていたが、解消されつつある。
 と畜場の受け入れでは、相当程度受け入れられるようになった県は2月の11県から7月には24県となった。一方、受け入れていない、またはわずかしか受け入れていない県は24県から12県となった。当該県は、秋田、福島、群馬、長野、静岡、愛知、三重、岐阜、滋賀、山口、香川、高知。
 農家段階の滞留は、3月末には約5万頭あったが、7月には1万2000頭に減少している。滞留頭数がゼロと報告しているのは15都県。
 また、トレーサビリティ確立のため農水省は耳標装着を進めてきたが、5月末段階で97%にあたる約437万頭に装着済み。このうち約413万頭(92%)については生年月日、移動歴などのデータを全国データベースに入力済みで10月1日からインターネットで一般公開される予定になっている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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