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大豆の落札価格 前年比やや低下 (1/21)

 大豆情報委員会の1月21日発表によると、14年産大豆の入札販売は11月20日に始まり、12月末までに前年同期に比べ80%増の5334トンが落札された。累計平均の落札価格は全体として前年同期をやや下回った。しかし北海道産のツルムスメは60キログラム9600円、スズマルは6761円で前年同期を1割以上、上回った。これは煮豆用の大粒と納豆用の小粒の需要が比較的堅調であることを表すものとみられる。
 作付面積は14万9900ヘクタールで前年比4.2%増。作柄は府県からの聞き取りによると、東北では雪と雨で平年を下回る見込み。品質低下も懸念される。東海と九州は平年並み以上。九州は品質も良好の見込み。近畿の作柄はおおむね順調。中・四国は平年をやや上回る見込み。
 農水省公表(12月20日)によると北海道、北陸、関東、東山の収穫量は前年比99%で、10アール当たり収量は191kgと平均の96%。
 集荷見込みは16万3000トン。販売計画は相対取引と契約栽培での販売価格の指標となる入札取引を全体の3分の1に引き上げる。前年産は約19%だった。
 消費動向は納豆の増加が1年以上続いていたが、昨年10、11月と減少。豆腐は昨年2月以降、数量は増加傾向だが、金額ベースでは減少傾向が続いている。
 輸入大豆は北米の不作からシカゴ相場が高い水準。 大豆情報委は全中、全農、全集連の主催。



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