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JA共済「しあわせ夢くらぶ」500万件突破 (1/17)

 生命・損保両分野にわたる「ひと・いえ・くるま」の総合保障を提供しているJA共済は、加入者が複数の共済契約を「共済契約者単位」にまとめると、その契約高に応じて新規共済掛金を割引したり、提携保養所の優待利用などの特典がある「JA共済しあわせ夢くらぶ」を14年4月1日から開始しているが、その登録件数が、1月17日で500万件を突破した。
 当初は、導入初年度の14年度に330万件(契約者に対する登録件数割合17.3%)、15年度に累計590万件(同31.0%)、16年度に累計790万件(同41.5%)という計画だったが、1月17日現在で505万6000件(同25.91%)と500万件を突破し、14年度期末の3月には、2年間の目標登録件数590万件を達成する見通しとなったと、JA共済連ではみている。
 生保でもこうした「総合口座」を設けているところがあるが、生保最大手の日本生命の場合には、300万件を達成するのにほぼ1年かかっている。JA共済の場合は、この日本生命の倍のペースで進展していることになる。
 JA共済連では「計画の倍の早さで登録が進んでいる要因は、『しあわせ夢くらぶ』のメリットが契約者に理解されたため」とみている。また、あるJAの共済事業担当者によると、「しあわせ夢くらぶ」に登録することで、毎年契約を更新する自動車共済の割引があることも登録を推進するうえで大きいという。損保会社の自動車保険が厳しい状況にあるなかで、JA共済の自動車共済が堅実な伸展をしているのには、こうした背景もあるのではないかと推定される。
 JA共済連では、これからも「ひと・いえ・くるま」の総合保障を提供している利点を活かして、さらなる登録推進をはかるとともに、組合員等利用者へのサービス向上をめざしていくとしている。
 「JA共済しあわせ夢くらぶ」の主なサービス内容は、(1)契約者が「JA共済フォルダー」に複数の契約をもとめると、契約高のポイントに応じて、長期共済や自動車共済の新規加入共済掛金を割引く、(2)提携保養所の優待利用などのサービス、(3)共済契約の現在の状況を毎年案内する、(4)住所・電話など変更手続きがスムースに行えるなどがある。



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