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農政.農協ニュース

BSE感染源 夏までに中間報告 (2/7)

 BSE(牛海綿状脳症)の感染源などを調査する目的で設置されたBSE疫学検討チームは2月7日に第3回会合を開き、今後、考えられる仮説の実証などを通じて夏ごろまでに中間報告をまとめる方針を確認した。
 同チームの山内一也座長((財)日本生物科学研究所理事)は、96年以前に日本にBSE感染源が入っていたなどの可能性も含めて「予断を持たずに究明する」と話し、感染源の仮説として考えられるのは、肉骨粉、他の飼料への交差汚染、動物性油脂などがあるとした。
 ただし、7例に共通する代用乳に使用されていたオランダ製油脂については、オランダ政府が否定しいること、感染源となるたんぱくの混入率が0.02%とOIE基準を大きく下回ることなどから、感染源である「可能性はほとんどない」と話している(2003.2.19)



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