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農政.農協ニュース

各地の生協でトレーサビリティ・システムの実験や導入 (2/20)

 各地の生協のホームページでは、食品についている番号を画面に入力することで生産履歴を追跡できるトレーサビリティ・システムの実験や本格導入が始まっている。
▽ みやぎ生協=トレーサビリティ・システムの実証実験を開始
 みやぎ生協(仙台市、芳賀唯史理事長)はJFみやぎ漁連や(社)食品需給研究センターなどと共同で宮城県産養殖生かきのトレーサビリティ・システムの実証試験を1月14日から開始した。ホームページのほか、全41店のパソコン端末で見ることができる。そのほか産直の牛・豚・鶏や野菜・果物などの生産履歴も公開している。
▽ 首都圏コープ事業連合=牛肉の仕入れ週間情報を公開
 首都圏コープ事業連合(東京・文京区、太田朝昭理事長)は牛肉仕入れの週間情報と青果物の生産情報を公開している。「牛肉仕入れの週間情報」では産地・耳標番号・食肉処理場・処理日・牛種・飼料体系が公開されている。また、生産者と消費者が集う場として開設されたサイト「青果情報farmers net」では、産地交流などのイベント情報のほか、『とれたて産地通信』『ふーどの有機野菜セット』などで産地や商品の情報が閲覧できる。『お米ア・ラ・カルト』では、産地指定米の栽培防除データを公開している。
▽ コープこうべ=野菜の生産履歴公開を試験的に開始
 コープこうべ(神戸市、小倉修悟組合長理事)はホームページで野菜の生産履歴を2月11日まで試験的に公開。対象商品はピーマン・白ねぎ・にんじん・菜の花・生姜の5品目。商品に付いている数字を入力することで栽培方法や使用薬剤、生産者プロフィール、土づくりのこだわりなどが閲覧できる。また、昨年からオリジナル商品「コープスフードプラン熟成鹿児島和牛」の生産履歴情報を公開している。(日生協『Monthly Report 199』から) (2003.2.20)


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