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農政.農協ニュース

銘柄間格差広がる
−14年産自主米入札結果 (2/21)

 14年産自主流通米の第10回入札が2月21日に行われた。28産地65銘柄、9万8576トンが上場され、8万9055トンが落札した。落札比率は90.3%で前年同時期(95.3%)を5.0%下回ったが、前回(83.9%)より6.4%上回った。
 全銘柄の平均指標価格は60kg1万5780円で前回より11円(0.1%)上回ったが、前年同時期の指標価格とくらべると、216円(1.3%)下がっている。
 前回入札と比較が可能な64銘柄をみると、前回価格を上回ったのが15銘柄、同水準が19銘柄、下回ったのが30銘柄だった。100円以上上回ったのは4銘柄で100円以上下回ったのが23銘柄だった。また、200円以上上回ったのが新潟コシヒカリなど3銘柄、下回ったのが12銘柄と銘柄間で格差が出た。この点についてJA全農ではJAS法による精米表示の厳格適用による影響のため「需要が集中する銘柄と集中しない銘柄との格差が拡大しているため」とみている。(2003.3.4)


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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