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農政.農協ニュース

自主米価格 下げ止まり傾向
―新潟コシヒカリは急騰 (3/25)

 14年産自主流通米の第11回入札が3月25日に行われた。上場されたのは、28産地60銘柄、9万2249トン。落札数量は8万3144トンで落札比率は90.1%と前回同時期を6.4%、また、前回を0.2%下回った。
 平均指標価格は60キロ1万6186円で前回価格を406円上回った。また、前年同時期価格を3円上回った。14年産自主流通米の平均指標価格はこれまですべて前年同時期価格を回っていた。
 銘柄別に動向をみると、24銘柄が前回価格を上回り、26銘柄が同水準、10銘柄が下落した。
 今回の入札では、新潟コシヒカリが前回に引き続き急騰した。前回価格よりも2000円〜3700円程度の上昇。JA全農では、JAS法による精米表示の厳格適用に影響が出ていることと、「将来的な玉確保の思惑が申し込みを集中させている結果」としている。また、前回より200円以上下がった銘柄は5銘柄で、全体として価格は「下げ止まり傾向にある」としている。(2003.4.1)


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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