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「産地・産年・品種」表示に関心高く―食糧モニター定期調査より (7/9)

 約1200人の消費者を食糧モニターとして米の購入動向や消費者に意見などを把握する目的で食糧庁が実施してきた14年度食糧モニター定期調査が6月末に公表された。
 米の入手先は、「スーパーマーケット(生協・農協の店舗は除く)」が26%ともっとも多く、次いで「生産者から直接購入(親兄弟、産地の販売業者からの購入も含む)」が22%だった。生協は、店舗・共同購入を合わせても12%となっている。
 また、回答者のうち21%は「親兄弟からもらっている」との結果が出ている。
 10kgあたり換算の購入価格は、「3500円以上4000円未満」がもっとも多く19%、次いで「3000円以上3500円未満」18%、「3000円未満」17%だった。ただし、購入先別にみると、スーパーマーケットでは「3500円以上4000円未満」がもっとも多いが、生産者からの直接購入では「3000円未満」がもっとも多い。
 ここ1、2年での購入価格の変化については「変わらない」が79%を占めた。ただ、特売日の利用については「特売日に購入する」が23%、「たまに購入する」が24%で合わせて47%と「気にしたことはない」の24%を上回っている。
 精米表示では、どこを見て買うかについて「産地・産年・品種」が67%ともっとも多く、いわゆる3点セット表示への関心が高いことを伺わせている。
 また、「通常では考えられない安い米」については78%が「表示内容に疑いがある」と答え、「表示内容は適正」としたのは14%にとどまった。
 一方、「通常価格の米」であっても「表示内容に疑いがある」と考えている人も30%あった。

(2003.7.9)


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