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20県で、やや不良 水稲の生育状況 (7/25)   

 7月15日現在の水稲の生育は、低温と日照不足から20県で、やや不良と農水省が7月25日発表した。また早期栽培は高知、宮崎、鹿児島3県の作柄を「やや不良」と見込んだ。
 平成15年産水稲の生育情報によると、北海道は茎数が6月中旬までは天候に恵まれて、やや多いものの、同月下旬以降の低温などの影響から、生育は平年並みの状態で推移している。
 東北の太平洋側は茎数が平年並みであるものの、6月下旬以降の低温と日照不足から生育は平年並みか、やや不良。
 東北の日本海側と関東、東山、北陸、それに東海以西では6月中旬以降の日照不足などにより、茎数が平年並みか、やや少ないことから、生育は平年並みか、やや不良で推移中。
 3県の早期栽培は6月以降の日照不足などで全モミ数がやや少なく、登熟が平年並みか、やや不良となり作柄は「やや不良」。徳島は早期栽培の生育がやや不良で普通栽培は平年並み。 普通栽培のやや不良は宮城、福島、茨城、栃木、群馬、福井、岐阜、三重、滋賀、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、山口、愛媛、長崎、大分、宮崎、鹿児島の20県。
 次回は8月15日現在の作況発表となるが、7月15日以後も梅雨が続くなどの異常気象なので、やや不良の状況は改善されない可能性が強い。またイモチなどの病害虫注意報はすでに23県で出ている。 (2003.7.28)


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