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低温・日照不足で技術指導―農水省 (7/30)   
 
 農水省は7月30日、6月下旬以降北日本を中心に低温と日照不足が続いており、今後も当分の間は低温傾向の予報が出ていることから、農作物への技術指導を地方農政局長に通知した。
 水稲の水管理では(1)幼穂形成期や減数分裂期に低温が予想される地域での深水かんがいの実施の徹底、(2)深水かんがいは、幼穂形成期では10cm以上、穂ばらみ期では20cm程度の水深を基本。(3)中山間地域など水温が低い地域では水温、気温の事前測定と昼間止水などによる水田水温と地温の確保などをあげている。
 施肥では適期適量の施用と、今後の気象の見通しやいもち病のまん延に注意し、窒素質肥料の過剰施用を避けることなどを指導し、病害虫防除では出穂期を的確に把握して、穂ばらみ期と穂揃期の防除の確実な実施、穂いもちの多発が予想される場合の追加防除の実施などを指導している。
 このほか大豆、野菜、果樹などの作物についても技術指導を通知した。 (2003.8.5)

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