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東日本くみあい飼料が発足 6番目の地域別会社  (4/3)

 関東信越8都県を供給エリアとする系統4飼料会社が合併した新会社「JA東日本くみあい飼料(株)」が4月1日発足した。
 JA全農全国本部の配合飼料事業を新会社に移管。各工場の製造部門と一体化した。さらに来年4月には各都県本部の同事業も移管し、製造から営業販売までの一貫体制を整える。
 全農は営業と製造の機能を集約した地域別飼料会社の設立を全国的に進めてきた。新会社は6番目。
 今年度は配合飼料の販売数量約150万トンを計画した。これは6社の中で最大。ほかに肥料の製造・販売約2万8000トンを計画。
 合併したのは、東日本くみあい飼料、栃木くみあい飼料、関東くみあい化成工業、信越くみあい飼料の4株式会社。
 6工場があり、うち牛の飼料専用工場が2(小山、群馬)、鶏・豚専用工場が3(鹿島、赤城、新潟)。5工場とも品質保証の国際規格「ISO9001」認証を前年度に取得した。
 専用工場体制は今年2月に完成。より安全で高品質な飼料の製造・供給を目指している。あと1工場は化成肥料と液肥を生産。
 JA東日本くみあい飼料(株)(本社・群馬県群馬町菅谷20)▽新井昌一会長、五味渕明社長▽資本金21億9964万円▽出資比率は全農85.6%ほか3社▽従業員310人。 (2003.4.3)



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