農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　共栄火災海上保険(株)は、中国広東省や香港を中心に広がっている新型肺炎「重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）」などの感染症を補償する「感染症追加担保特約条項」の認可を取得した。
　従来の海外旅行傷害保険では、旅行期間終了後７２時間を過ぎた後に医師の治療を開始した疾病については保険支払いの対象外となっていたが、今回取得した特約条項を付帯することで、旅行期間中にＳＡＲＳなどの感染症にかかり、旅行期間終了後３０日以内に医師の治療を開始した場合にまで補償が拡大される。死亡の場合は旅行期間終了後３０日以内が対象。
　４月９日以降、海外旅行傷害保険、学校旅行総合保険のすべての契約について自動的に付帯される。
　対象となる感染症は、ＳＡＲＳのほか、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ熱、マールブルク病、コクシジオイデス症、デング熱。　（２００３．４．１７）