農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　日本国際地域開発学会（紙谷貢会長）は４月25日、東京都世田谷区の東京農業大学世田谷キャンパスにおいて、『2003年度日本国際地域開発学会春季大会』（総会およびシンポジウム）を開催した。
　総会では、2003年度活動計画・予算（案）など全ての議案が承認され、役員改選では紙谷貢会長、河野英一、鈴木俊両副会長を再任し、監事に桂井宏一郎、古沢紘造の２氏を選任、前監事の田中洋介、長野実の両氏は名誉会員に推挙され、満場一致で承認された。
　シンポジウムでは、『戦後日本の農村生活改善事業の経験と途上国農村での実践』が総合テーマとされ、「戦後日本の農村社会開発における生活改善」（農水省農林水産政策研究所・水野正己氏）、「農業・生活・地域づくりを推進する生活改善普及事業」（静岡県農林大学校・山田瓔子氏）、「日本の農村生活改善経験の村落開発過程への適用」（農村生活総合研究センター・富田祥之亮氏）の３報告が行われた。
　なお、個別報告として「フィリピンの最近の農業」（東京農業大学・高野義大氏）など重みのある報告が行われている。（２００３．５．１）


高野義大氏	紙谷貢会長	水野正己氏