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補助対象外 140トン-牛肉在庫保管事業 (5/16)

 一昨年秋のBSE(牛海綿状脳症)発生の影響で積み上がった国産牛肉在庫を国が買い上げる事業(牛肉在庫緊急保管対策事業)について、農水省は保管対象牛肉の検品結果を5月16日に公表した。
 同事業に申請された数量は、1万2626トン。このうち適正とされたのは1万1265トンで、補助対象外とされた不適正なものは140トンとなった。今回の公表で検品結果は確定した。
 この問題は、牛肉在庫の国による買い上げに対して雪印食品などが輸入牛肉を紛れ込ませた不正が発覚したことから、申請された全箱の検品を行うことになったもの。
 これまでの検品で不適正とされたのは、品質保持期限切れ、スライス肉の混入、と畜日が規定外、輸入牛肉の混入などだった。
 同事業に申請したのは約370社。このうち不適正とされた申請があったのは121社と約3分の1にのぼった。補助対象外とされた事例については、業者名の公表について農水省の「牛肉在庫保管・処分事業に係る判定委員会」で判定されている。まだ60事例ほどの判定作業が残っており、今後も同委員会で検討される。 (2003.5.21)


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