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「語る全青協」めざす−JA全青協 原新会長が就任 (5/29)

原拓生新会長
原拓生新会長
三上一正新副会長
三上一正新副会長
 JA全青協(全国農協青年組織協議会)は5月22日、第50回通常総会を開き15年度活動計画などを決めた。
 同総会から就任した原拓生新会長は和歌山県の梅、みかん専業農家。記者会見では外に向かって情報発信を積極的に行う「語る全青協にしていく」と抱負を語った。
 三上一正新副会長は青森県の米専業農家。米改革が動きだす今年、「そのプロセスのなかに自ら入って改革に携わっていきたい」と述べた。
 JA改革については、盟友には青年農業者として生産資材の引き下げに寄せる期待が大きいとして、前回のJA大会決議の実行状況を「検証」し「現場の意見を集約し提言していきたい」と原会長は語った。
 安心・安全な農産物の供給のために現場に求められている生産履歴記帳運動は「青年部層には浸透している。自分たちを守るために取り組むこと」と語った。
 WTO農業交渉については、6月にフランスで開かれる世界青年農業者大会に参加し日本の立場をアピールするほか、国内でも消費者向けの活動も積極化する。また、原会長は青年部員自身の学習も大切だと強調した。
 全青協は16年度に創立50周年を迎えるため15年度に記念事業の準備に着手する。また、組織活性化のために、単組、県組織で活動内容の点検・検証運動を行うほか、盟友のニーズを掘り起こし新規加入促進も積極化する。
 米政策改革では、水田農業のあるべき姿に向けたプランづくりを青年部が中心となって行う方針も決めた。また、担い手農業者からの政策提言活動を具体的に実施するため、「土地利用型営農部会」、「地域振興部会」、「食の安心・安全対策部会」を設置している。
 15年度理事は以下のとおり。相田真平(新潟県)、横野裕幸(石川県)、和田喜蔵(滋賀県)、池内義春(香川県)、牧島一博(長崎県)。監事は細田昭男(東京都)、井上勇辰(鳥取県)。 
(2003.5.29)


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