農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　農水省は5月28日、15年産うんしゅうみかんの生産出荷安定指針を決めた。
　15年産のうんしゅうみかんの生産量は130万トン台前半になると予想されているが、需要量の見込みは115万トン。このため産地段階、府県段階、全国段階で生産数量の調整など計画的な生産に取り組むこととした。出荷目標数量は、生食用出荷量（輸出含む）86万トン、加工原料用出荷量16.5万トン（果汁用13.5万トン、缶詰用3万トン）となっている。
　また、15年産りんごについても需要量が87万トンと予想されるなか、生産量は90万トンの見込みと需要量を上回ることから適正出荷量を78万トンとし、みかんと同様、産地から全国段階まで計画的な生産、出荷に取り組むこととした。生食用出荷量（輸出含む）63.5万トン、加工用出荷量は14.5万トン（うち果汁用12.5万トン）となっている。　（２００３．６．１０）