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個人ローン推進ノウハウ話合う JA渉外担当者交流大会 (7/17)   

7月22日の米政策改革対策全国代表者集会
 JAと組合員・利用者のパイプ役たちが、そのノウハウなどを話し合う農林中金の「第12回JA渉外担当者交流大会」は今年も7月17日東京都内で開き、約100人が個人ローンの推進体験などを交流した。
 JAバンク企画実践部の京谷尚樹部長はJAバンクの進むべき方向を説明した中で「最近は株価が少し上がり、メガバンクが元気を取り戻しつつある。それがリテール(個人金融)の新たな競争につながる可能性がある」と情勢を説き、また「この大会を機会に参加者の全国ネットづくりを広げてほしい」と望んだ。
 住宅ローン推進で体験発表した神奈川県・JAあつぎの藤谷郁夫さんは、公庫資金からの借り換えメリットを具体的にシミュレーションした資料を見込み客に郵送する効率的な推進に努力。「見込み客をいかに絞り込むかが重要」とした。
 新聞折込みチラシは新規借り入れも意識して作るという。それを見て電話してきた客には素速く訪問し、必要書類の取りそろえなども客任せでは遅くなるため代行しているとのことだ。
 また大分県・JA大分市の杉山圭二さんは「意識的な推進はしなかったが、JAは総合事業だから利用すれば便利ですという姿勢で客からの頼まれごとを引き受けているうちに結果がついてきた」と「日常の取り組み」を体験発表した。
JA渉外担当者交流大会での体験発表=東京・台場のホテル日航東京
JA渉外担当者交流大会での体験発表=東京・台場のホテル日航東京
 定期積金の集金ついでに貯金の入出金や購買品の戸配、また病院に通う高齢者の送迎までしており、それらが銀行預金や郵貯の預け換えにつながった。住宅ローンは自分でチラシを作って成果を挙げている。
 大阪府・JA大阪東部の谷重雄さんはJAカード推進で発表。「組合員が勤めている職場に出向いて推進すると、周りの人たちにも勧めやすくて効率的だ。さらに本人だけでなく奥さんの加入へと広げられる。カード使用金額の1割バックという特典を訴えるのが効果的」と報告した。
 また「印鑑は後日でよいから住所氏名だけでも」と申込書をすぐ書いてもらうのがコツだなどとした。ハンコと一緒に署名も「また今度」というのは断られる率が高いという。
 大会では日本マネジメントセンターの経営コンサルタント・秋永麻由美さんが「顧客の心を掴む営業セールス」と題して講演。さらにグループデイスカッションなどもあった。 (2003.7.24)


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