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国産大豆の販売堅調 価格は下げどまり傾向 (8/20)
  国産大豆の売れ行きが堅調で14年産は集荷約18万6000トンに対し販売は約98%の約18万3000トン(7月末)となり、前年同期に比べて17%増と大豆情報委員会(全農などの主催)が8月20日発表した。
 入札販売の割合が37%、契約栽培による販売が10%で、どちらも比率を高め、相対販売比率が低下した。
 14年産の入札は7月末までに計35回。落札価格は今年1月から北海道・長野・滋賀県産を除いて、ほぼ4000円台(60キロ)に落ち込んだ。
 このため輸入品に比べた値ごろ感から、買い進まれた。輸入品は遺伝子組み換え大豆に対する嫌悪感があり、安値なら国産を選ぶという傾向がある。しょう油などにも使われて実需の底辺の広がりもあるようだ。
 品薄のため中小の加工業者が高値をつけ、6月の入札からは価格が上向き、7月にはほぼ5000円台を回復した。大手には在庫があるが、値段は下げどまったとみている。
 消費動向は加工業者の国産大豆使用量が増えているが、納豆消費は低下した。
 一方、15年産の作付は横ばいで約15万ヘクタールを見込む。西日本の1部には長雨で種まきの遅れがある。東日本でも日照不足で生育の遅れが見られる。
 15年産大豆作経営安定対策の加入は前年より約3000人増えて約7万7700人となった。
(2003.8.22)

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