農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　ＪＡ全農は、１１月２６日、埼玉県戸田市のＪＡ全農・首都圏青果センターで、第２期「第４回ふれあい懇談会」を開催した。
　懇談会には全農の田林理事長はじめ、萬専務、宮下常務、打保参事、首都圏青果センターの岩城場長、橘広報室長らと、首都圏から選ばれたふれあい懇談会第２期委員の１２名が参加した。
　田林理事長の挨拶の後、最新設備を誇る全農・首都圏青果センター東京の荷捌き場、保冷・冷蔵施設、出荷施設、管理施設、包装加工室などの施設を見学した。
　宮下常務は「この施設は４２億円の建設費をかけて竣工した最新施設、従来の卸売り市場は平場だったが、立体的にした。保冷車で運ばれた青果物は、一貫したコールドチェーンで鮮度保持し、消費者まで届ける体制を作った。青果物の集出荷施設としては日本一の施設だと自負している」と説明した。
　質疑応答では、「青果物を集めて納めるだけではなく、このセンターの機能を活用して、青果物の直販場のようなものを作ったらどうか」とか「全農の安心ブランドをもっと消費者に解るようにＰＲして欲しい」「全農提供のＴＶ番組は、農産物はこのように手間をかけて作られている、ということを前面にだしたほうがいい」「消費者は農業や作物のことを知らないので、知る場を提供して欲しい」などの発言があった。
　次回の「ふれあい懇談会」は、来年２月２５日に東京大手町のＪＡビルで締めくくりの会が開かれる。


施設内部を視察	あいさつをする全農・田林理事長と萬専務

（２００３．１１．２７）