農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

2000万人めの来館者となった太田有砂さん

　米や稲作、また、ごはんを中心とする日本型食生活の大切さを広く理解してもらおうと情報発信している「お米ギャラリー」（ＪＡ全中）の来館者がオープン以来、2000万人を突破し、3月9日に記念イベントが「お米ギャラリー銀座」で行われた。
　2000万人めの来館者は東京都調布市から来た太田有砂さん（22）。友人の森宏美さん（26）とともに紹介され、ＪＡ全中の宮田勇会長と石原葵農水事務次官とともに記念のくす玉を割り、会場から大きな拍手を受けた。
　太田さんは以前に一度来館したことがあり、この日は「前から一度訪ねてみたかった」という森さんを誘って来た。ちょうど2000万人めとなり「びっくりしてます」。「白いごはんが大好き」と話していた。2人には米60kgと記念品が贈られた。

■お米は日本人の健康守る　ギャラリーの情報発信に期待

　記念パーティで主催者を代表してあいさつした宮田会長は「2000万人突破実現を心から喜んでいる。関係者に感謝します。日本型食生活の価値と大切さを広く理解してもらうことは、生産者のみではなく国民全体の課題。産地と消費者を結ぶコミュニケーションの場として、さらなるパワーアップをして事業展開していきたい」などと語った。
　来賓あいさつでは石原農水事務次官が「16年度から米改革を進めるが、米の消費が減退するとさらに大きな問題を抱えることになる。国民の健康を考えた場合にも米の消費拡大は必要。今後もお米ギャラリーにはがんばってほしい」などと話した。
　お米ギャラリーは平成3年に東京・銀座と光が丘にオープンしたのを皮切りに、４年に大阪・心斎橋、5年に福岡・天神、そして14年にはお米ギャラリーの総合案内拠点として東京駅八重洲中央口改札内に「駅のお米ギャラリー東京」を開設、お米に関するさまざまな情報発信基地として活動している。　（２００４．３．１２）