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地場の農水産物 「もっとPRして」−農林漁業金融公庫の消費者調査 (3/15)

 農林漁業金融公庫が2月に公表した「地元農畜水産物への意識や購入に関するアンケート調査」結果によると、「地元産」、「地場産」の食べ物を過去1年間で「購入したことがある」との回答は86.8%と広く支持されていることが分かった。
 地元産のイメージは「鮮度」の良さが52・1%ともっとも高く、ついで「味」が31.4%、「安全性への信頼度」が29.8%となっている。ただし、「価格」は「高い」という印象が37.1%となっている。

◎「地産地消」は「聞いたことがない」が半数

 「なるべく地元産を優先」しているのは、「生鮮野菜」が63.0%でもっとも高く、「米」38.5%、「生鮮魚介」37.7%、「生鮮肉」29.7%の順だった。
 ただし、購入頻度は「週に2回以下」が69.0%と高かった。購入先はスーパーマーケットがもっとも多い。
 今後、購入割合を「増やしたい」との回答は50.1%で「あまり変わらない」と半々。購入割合を増やすための要望としては「もっとPRしてほしい・情報提供してほしい」がもっとも多く、ついで「スーパーなどで地元産の扱いを増やしてほしい」、「価格を安くしてほしい」などとなっている。
 なお、「地産地消」という言葉について「内容も含めてよく知っていた」は11.8%。「内容も含めてだいたい知っていた」は23.2%で合わせて35%が「知っていた」という結果で、「聞いたことがない」は51.8%と半数を超えた。 (2004.3.15)



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