農業協同組合新聞 JACOM
   
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16年産米 平年上回る作柄に
−8月15日現在の作柄概況 (8/25)


 農水省は8月15日現在の16年産米作柄概況を25日に発表した。
 出穂をほぼ終えた早場地帯(19道県)の全もみ数は日本海側など一部地域でやや少なかったほかは、平年並みかやや多く、登熟も高温・多照で順調に推移していることから、作柄は「年並み」と見込まれるのが6県(秋田・新潟・富山・石川・福井・鳥取)で、残り13道県は「やや良」と見込んだ。新潟、福井などは集中豪雨の影響もあった。早場地帯は水稲作付け面積の約70%を占める。
 一方、遅場地帯については生育情報を発表。6月以降高温・多照に経過しているため草丈は平年並みか、長く、茎数も平年並みか、多いことから「やや良」(22都県)、「良」(4県)の状態で推移しているとした。ただし、台風10号の影響があった徳島は「平年並み」となった。
 そのほか早期栽培地域については作況指数を発表。徳島100、高知104、宮崎109、鹿児島106、沖縄96と見込まれている。沖縄は一部地域での水不足が影響したという。

◆平年作を大きく上回る可能性低い 

 この日は水稲作況委員会が開かれ今後の作柄の見通しについて意見が出された。
 同委員会は、8月中旬から東日本の一部で気温、日照が平年を下回っていることや、8月21日公表の1か月予報では気温が北日本と東日本で平年並みか低く、西日本では平年並み、日照時間は平年並みとなっていることから、作柄は「平年を大きく上回る可能性は低い」との意見出した。
 また、今後の調査では局地的な気象災害や台風の影響、いもち病やカメムシ類などの発生が多い地域ではそれらの影響などに留意する必要があるとしている。
 なお、今年は高温、多照で過去10年でもっとも生育が早まっていることから、作況指数で示す次期のもみ数確定期調査は9月10日現在で行うことを決めた。平成14年からもみ数確定期調査は弾力的に決めることができることになっていたが、初めて調査時期を変更した。10月の作柄調査は10月15日現在とされており変更はない。 (2004.8.27)



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