農業協同組合新聞 JACOM
   
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全農直営店「JA全農のお店」吉祥寺がオープン (12/10)

 JA全農がはじめて直営する販売店「JA全農のお店」吉祥寺が、12月10日オープンし、同日午前9時30分から開店セレモニーが行なわれた。
挨拶をする宮下全農常務 テープカット。左から3人目が種市全農会長
挨拶をする宮下全農常務
テープカット。左から3人目が種市全農会長
 開店セレモニーでは、宮下弘全農常務が「国産農畜産物の真の美味しさと新鮮と安心を直接、消費者に届けたいという思いから、全農として初めての販売店舗をオープンしました。消費者の支持をいただき2号店、3号店をオープンしていきたい」と挨拶。次いで全農会内公募に応募し責任者となった御手洗辰夫店長が決意表明を行い、全農の種市会長、宮下、古川両常務、地元のJA東京むさしの渥美武夫組合長や消費者代表がテープカットを行い開店した。
店頭でもキャベツやキュウリが市価の半値以下で売られる
店頭でもキャベツやキュウリが市価の半値以下で売られる
この日は、朝から好天に恵まれたことやほうれん草、キャベツ、キュウリ、トマトをはじめとする野菜や果物が市価の半値以下、全農安心システム認証の宗谷黒牛も格安ということもあって、好調な出足で開店30分後の10時30分ころには、レジに長蛇の列ができた。また、旬の素材でつくるオリジナル惣菜デリカも好評で、調理をするバックヤードはてんてこ舞いの忙しさだった。カゴいっぱいに野菜や精肉を買った主婦は「新鮮で安心な国産品ばかりなので嬉しいですね。今日はオープンということで安かったからたくさん買ってしまいました」と語った。
新鮮な国産野菜には次々と手が伸びる
新鮮な国産野菜には次々と手が伸びる

 同店は、販売力の強化をめざす全農が「消費者のもっと近くに」を自ら実践し、販売のノウハウを蓄積することを目的に開店したもの。
 具体的には、▽国産農畜産物の「生産履歴」を開示し、国内農畜産物への安心を得ることで、国産農畜産物の消費拡大をめざす▽消費者の健康志向、とくに野菜中心の食生活への関心が高いことから、主に野菜をたくさん提供する▽国産農産物の旬や調理法にこだわったデリカ惣菜も販売することをコンセプトに、米・野菜・果物・精肉・乳製品・鶏卵・農畜産物加工品など、国産ならではの安心感・鮮度・美味しさを消費者に提供していく。
 吉祥寺という比較的意識の高い消費者が多い地域で、固定客をしっかりとつかむことができるかどうかが成功の鍵だといえるが、初日の感触は上々だといえるだろう。
一時は立錐の余地もないほど混雑した店内 デリカ惣菜も好評
一時は立錐の余地もないほど混雑した店内 デリカ惣菜も好評

(2004.12.10)


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