農業協同組合新聞 JACOM
   

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地域の在宅障害者の交流拠点めざして
――JA共済・別府リハ「みょうばんクリニック」が竣工 (1/9)

みょうばんクリニック

 交通事故などによる身体障害者の社会復帰のために、JA共済事業が支援して、昭和48年に中伊豆リハビリテーションセンターとともに設立された農協共済別府リハビリテーションセンターが、かねてから建設していた「みょうばんクリニック」が完成し、1月9日、その竣工式が執り行われた。
 同クリニックは、別府リハに隣接する1万平方メートル強の敷地に、内科・消化器科・リハビリ科の診療科目と19床の入院設備をもつクリニック。40名定員の通所リハビリテーション、そして、障害をもち在宅で生活する人と地域住民の交流拠点として短期宿泊施設・コミュニティーホール・グランドゴルフ場を地域に開放するとともに、身体障害者相談・介護相談事業などを行う地域交流センターの3つの機能をあわせもつ施設として開設された。
 このクリニックの開設によって、「別府リハ本院事業とクリニックとが相互補完することによって、総合リハビリ施設としてよりいっそうの機能発揮が可能となり、ますます福祉社会に貢献できるものと確信している」と新井昌一別府リハ理事長(JA共済連会長)は挨拶したが、本院の診療部門と連携して総合的な入院・外来診療と同時に、社会復帰後のアフターフォロー体制を確立することで、地域医療の充実はもとより、地域における在宅障害者の交流拠点となることが期待されている。
 当日の披露パーティには大分県や別府市の行政、医療、JAグループおよび工事関係者ら100余名が出席。新井理事長の挨拶のあと浜田博別府市長(代読)、荒金信生大分県議、武下靜夫JA大分中央会長、前田千尋JA共済連理事長が来賓として祝辞を述べた。
 なお、事業の開始は2月からとなっている(入院は4月から)。 (2004.1.14)
 


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